ふるさと公社は、農村・都市交流の輪を広げ、豊かでにぎわいのあるまちづくりを進めます。

コンセプト

里山の未来を守るお米

京北米は、京北のお米農家さん達が地域の農業を守りたいという、その想いを受け継ぐことから始まっています。彼らは、先祖代々受け継いできた田んぼを守るために、日々、自らの身をもって働いています。しかし、ごく控えめに表現しても、彼らのその信念と労働に見合っただけの収益が、お米作りによって得られているとは決して言えません。

お米作りは、すなわち里を作ることです。人々が自然環境との均衡点を見出しながら持続的な社会を作り上げたものが「里山」と呼ばれます。里山は、その自然との循環的な関わりによって、食や水、自然エネルギーなど、人が生きていくために必要とする基本的な条件を守る、安全保障の役割を果たしています。お米作りは、作り手の農家さんたちが、自らの手と身体で、永きにわたり連綿と続けてきた営みです。こうした営みを、次の世代へと繋いでいくために。

「こめ」の語源は、「込め・籠め」であり、米という形に結実したその中に、作り手や日本文化の魂が込められていることを意味します。

作り手の方々がその身を以てお米作りを続けて来られたことに対する敬意と彼らの想いを込め直すこと。

お米作りを通して、自然と人が調和した暮らしを育んできた、里山を大切にする姿勢を込めること。

そして、この京北米の取組みによって、未来へ向かって、京北のお米作りがつながっていく願いを込めること。

こうした想いが、京北米を形にしました。

このロゴマークは、木彫りの版画によって作られています。

手で彫られることで自然に生まれるゆらぎから、農家さんの手仕事の暖かさややわらかさの感じを伝えています。

鳳凰は大きく翼を広げ、京北地域を包みこみ、ひとつに繋ぐ姿を象徴しています。

京北は皇室ゆかりの地であること、また秋祭りの際に掲げられる神輿の頂上にも使われているようにお米の収穫を祝う存在であること、不死鳥のように京北のお米作りが末永く続いていく願いなどを表しています。

6人の子供達に見立てた尾羽は、京北の6地域を表します。

これは地域同士がひとつにつながって作ったお米であることを表現しています。

また、給食などを通して、子供達へにぎやかな食卓を届けることを伝えるものでもあります。