ふるさと公社は、農村・都市交流の輪を広げ、豊かでにぎわいのあるまちづくりを進めます。

グリーンな栽培体系転換サポート事業

環境にやさしい
栽培技術
省力栽培技術
を地域で広めるために

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グリーンな栽培体系転換サポート事業とは?

京北米の栽培に当たり、産地に適した環境にやさしい栽培技術と省力化に資する技術を取り入れたグリーンな栽培体系を地域に広める取組を行っています。

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なぜ環境にやさしい栽培、省力化栽培を広める必要があるの??

環境にやさしい栽培(農薬等を減らした栽培)により

・田んぼや水路に住む生き物を守ることができます。
・できた作物をより安心して食べることができます(農薬散布=危険ということではありません)。
・農薬代などの費用を抑えることができます。

省力化栽培(手間のかからない栽培)により

・少ない労力で、より多くの田んぼを管理することができます。
・他の作物を新たに栽培することができ、収入の増加につながります。
・家事や育児などの時間に充てることができます。

栽培方法を変えるのは不安!水稲は1年に1作しか作れない・・・

・実証ほ場を設置して、栽培方法を変えても問題ないかを確認しよう!
・農家の皆さんに取組の考えを伝え、実践してもらおう!
・消費者の皆さんに取組内容を伝えていこう!

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実際にどのように取組を行っているの??

環境にやさしい栽培技術に向けて

・取組説明会の実施
*説明会の様子

お米を作っている農家の皆さんに集まっていただき、取組の内容について説明しました。

・農薬を減らした栽培の実施
*カメムシ発生状況調査

「今までどおりに栽培してもらう田んぼ」と「今までより農薬を減らした栽培をしてもらう田んぼ」を用意し、病気(いもち病等)や害虫(カメムシ)、雑草の発生状況に差があるかどうかを調査しました。

・脱プラスチック肥料を使った栽培の実施
*硫黄被覆肥料の仕組み(サンアグロ株式会社HPより)

*硫黄被覆肥料

肥料の中には、プラスチック樹脂が含まれており、川や海に流出するという問題があることから、プラスチック成分の含まれない肥料を使った栽培に取り組んでいます。

・もみ殻くん炭を投入した栽培の実施
*多量に発生するもみ殻

*もみ殻くん炭の散布

地域で多量に発生するもみ殻を活用するため、「今までどおりに栽培してもらう田んぼ」と「もみ殻くん炭を入れた田んぼ」を用意して、育成状況を調べました。

・もみ殻くん炭製造機の導入
*もみ殻くん炭製造機

*もみ殻(左) もみ殻くん炭(右)

もみ殻を燃やしてくん炭を作る機械を導入しました。

省力化栽培に向けて

・実演会の実施
*ドローンを用いた実演会

農家や農機具メーカーの他、関係者に集まっていただき、実演会を実施しました。

・直播栽培の実施
*湛水直播(たんすいちょくは)栽培

*乾田直播(かんでんちょくは)栽培

*ドローンを用いた種もみの散布

一般的にお米は苗を育て、その苗を田んぼに移植して育てますが、田んぼに直接、”種もみ”をまき、発芽させて育てる新しい栽培技術です。
専門家が直播用に加工した種もみを、水に張った田んぼにまく「湛水直播」と、水を張らない田んぼにまく「乾田直播」で栽培することで、育苗や移植作業等の省力(省略)化に取り組んでいます。
また、ドローンを用いて空からまく方法にも取り組んでいます。

・ほ場管理システム「ザルビオ」の導入
*ザルビオの予測結果画面(JA全農説明資料より)

衛星画像を元に、過去の生育傾向や現在の生育状況をほ場ごとに色分けされたもので、生育ステージごとのAIの予測により、収穫時期や病害虫の発生予測が可能となるものです。

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取り組んだ結果どうだったの??

・農薬削減栽培
温湯による種もみの消毒や適正な時期での草刈や農薬散布などにより、5成分・3回以内の防除で、一般的な栽培と同等の収量・品質を確保できることがわかりました。

・脱プラスチック肥料を使った栽培の実施
一部病気が発生したものの、地域の平均を上回る収量が得られました。

・もみ殻くん炭投入栽培
生育や収量について、くん炭による悪い影響は確認されませんでした。
くん炭には保水性や通気性の確保の他、作物に有用な微生物の住みかとなる効果があることから、今後もくん炭を引き続き投入し、調査を続けていきます。

・直播栽培
種まき時の水位の調整や初期の除草対策に注意が必要ですが、一般的な栽培とほほ変わらない収量を上げることができました。
育苗作業等を省略することができ、2割程度の作業時間の短縮につながりました。

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地域にはどのように広めていくの??

・取組報告会の実施

取組の結果をまとめ、農家の皆さんにお伝えしました。

・栽培マニュアルの作成

農家の皆さんに取り組んでもらえるよう、地域独自の栽培マニュアルを作成しました。

・イベント等での取組のPR
*道の駅「ウッディー京北」感謝祭

とれたお米の専用販売袋やチラシを作成して、イベント会場等で消費者の皆さんにPRしていきます。

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消費者の皆さんへのお願い

今後も地域の田園風景や農地を守っていくために

  • お米をたくさん食べましょう。
  • 取組を知っていただいた上で、周りにも伝え、京北で採れたお米を買いましょう。

京北水稲農業技術者協議会(事務局:京北・左京山間部農林業振興センター)